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株式会社J社

給与計算ミス その2 ~ミスの原因~

反撃の準備は整った

それよりなぜ間違えたのだろう?

現状、赤枠と緑枠が違うことが分かっている。

  正(赤枠) 誤(緑枠)
従業員A ¥1,000 ¥2,000
従業員B ¥2,000 ¥4,000
授業員C ¥4,000 ¥1,000
合計 ¥7,000 ¥7,000

ということは間違えて先月分とか先々月とかの別のデータを持ってきたわけではない。

この流れのどこがでズレが生じたのだ。


どうやら計算表ファイル内でズレが生じたようだ。

J社の給与計算は複雑なため(要は色々補正を掛けて従業員の給与を下げたい)

計算表ファイル内にある給与計算シートは特殊(予算や人件費から掛ける補正の値を変えてた)。そのため計算の大元は全て牟田口に一任していた。

更に細かく分析すると、

という事が判明した。

原因として

・計算シート1と計算シート2を繋ぐのに“経費”のところだけ相対参照を使ったこと

・よく並べ替えを使うこと(計算シート1のデータをよく並び替える)

ということで一番の根本は牟田口のミスであることが分かった。

先月先々月はなぜ間違ってなかったのか?

たまたま並び替え先が合っていたためだ。これが自分のチェック漏れにも繋がった。導入して半年経つが間違えが起こらなかったため各セクション同士の確認はしていたが元の大元のデータと照合するということをしなかったのである。最初キッチリやれば最後まで繋がるものにしていたつもりだったからだ。結局はつもりで終わったのだが。

そして一番の間違いは?

牟田口と一緒に仕事したことだろう。

自分は牟田口の(下の設定という意味で)能力は認めている。出来ない人間と分かっているので全面的に自分がシステムを替えた。その結果ミスは減り大幅に時間短縮されたが、コイツは1ミリも感謝していない。逆に“全部作った自分(高長)”の責任としか思ってない。間違いが発覚した時ミスの原因を究明する時間はなかった。なかったが究明せずに即断で自分(高長)の原因と牟田口は考えたところにそれは表れている。

ミスが起こったのは数少ない牟田口の管轄なのにだ。その人間性の低さに気付けなかった自分のミスだ。

さらに

・牟田口は上長として最終確認をしていない ←存在意味がない

・非が部下の自分に100%あったとしても上長ならば責任を取るべきであろう。しかも非は牟田口の方にあった

仕事が出来ない責任が取れないなすりつける役付者なんてただのゴミであろう。

この会社に残るべきなのかという考えが浮かんだ。

・このカスは本当に何を考えているか知りたい

・辞めても良いがこのカスには制裁を加えなければならない

という2点があったため問い詰めることとした。

・確かに間違えたことを報告し謝罪する電話は怖い。現場の人なので厳しい人も多い。

が自分は上司に恵まれたことがないので自分で全部責任を取ってきた経験があるので全く動じていなかった。それともっと話の通じない人を相手取って謝罪した経験があるのでなんてないことだ。

・ミスの原因を調べた結果全部メンドクサイことを“一人”で片付けた後必ずやり返してやろうと考えていたからだ。

普通の人間はここまでされたらまず自分のせいだったとヘコんで仕事にならない。そして責任をなすりつけられていると分かるとその他の業務が手に付かなくなる。これらを乗り越え、残務処理を片付けて反撃してくる人間はそうそういないだろう。

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