全社員の毎年ある健康診断の担当者は大月である。
健康診断実施1か月半前に検診所から受診者についてのメールが大月宛で入る。
大月はそのメールを自分へ転送してきた。
大月:検診所から名簿のメール来たから会社の人事データと見比べて直して(自分へ)返送して
高長:はい分かりました。
さっそく名簿の入った(検診所からの)メールを見てみる。
見ると退職者の名前がたくさん。よく見ると5年前の退職者もいた。毎年やっているのになんで名簿更新されてないのだろう。“得意の”以前のファイルを見返すと退職者に色付けし新入社員を追加する形になっていた。
そもそもこっちから検診所へ送る方が早いのではないか?
既存の
検診所 大月 高長
名簿 → メール → 転送 → 照合・修正 ← 人事ソフトで名簿作成
↓
名簿修正 ← メール ← 転送 ← 返信
より
検診所 大月 高長
名簿修正 ← ← ← 転送 ← 送信 ← 人事ソフトで名簿作成
もっと言えばこの形が一番早くて正確だ。
検診所 高長
名簿修正 ← ← ← 送信 ← 人事ソフトで名簿作成
大月が上司・役職者としての”責任”を果たし責任を取ってくれる確認してくれるのであれば大月を挟む意味はある。しかし確認はしない、まともな指示は出来ないなら邪魔でしかない。生じるのはデメリットのみ。
高長:これこっちから作った名簿を送信して検診所に修正してもらう形が早くないですか?
大月:そうだね
高長:検診所へ交渉お願いしますね
大月:そうだね
1年後自分は他の業務を任され大月の仕事に携わることがなくなったが、
これよりもっと低レベルの問題が発生し驚愕することとなる。