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株式会社J社

パート社員への執拗なパワハラ

無能者の視点

大月とパート社員木下さんが仕事をしている。

木下さん:分かりません。

大月:こんなも分からんってどうなっとん?常識だろ!!

木下さん:すみません…

木下さんは泣きながら給湯室へ入って行った。

木下さんは確かに切手の貼り方を知らなかったり、一般常識が欠けているきらいがある。でもそこまで追い込む必要があるのだろうか…

エクセルの件といいあたりがキツ過ぎる

そんなこんななので木下さんの方も大月のことを避ける。

帰社時タイムカードを導入してないので上長からハンコを貰ってから帰らないと行けないのだが、

課のトップの牟田口が不在のことがあった。

木下さんは大月に関わりたくないので別の平社員へハンコを貰って帰った。

気が気じゃないのは大月。牟田口が戻ってくるとすぐにそのことを報告。

大月:アイツ、オレじゃなくて○○からハンコ貰って帰りましたよ

牟田口:それはいけんね!

大月:注意しといて下さい!!

ハンコを貰うという薄っぺらいプライドを守るため必死だ。しかもそれだけのことを守らせるためにより強い者にすがる。聞いてるだけで吐き気がしてくる。

彼がなぜ怒っているか?自分のプライドを守るためだろう。

もっと重要な案件の相談や報告が来てないのにそれは怒らないのはなぜか?気付いてないからだ。ハンコを貰うという目に見えるものでないと分からないのだ。

本人自覚がないらしいが普通の人間であればここまで関係が悪化すれば関わりを絶つ。”普通”はそれを考慮に入れてハンコを貰いに来ないことを察する。いじわるな人間であれば分かった上で言うが大月は違う。そんなレベルの高い人間ではない。察することが出来ない上にただ単に自分が気に食わない上での怒りなのだ。会社の秩序が乱れるといった大きい視点で考えているわけでもない。出来る人間であれば下記図のように全体を把握し尚且つそれに準じた決定判断を下していく。大月は右のような視点で判断を下している。

大月が訴えた次の日の朝礼

牟田口が全員に通達した。

牟田口:小口現金の担当は大月さんです。それと事務所にお客さんが入って来たら大きな声で「いらっしゃいませ」と挨拶するようにして下さい。

高長:(大月ちゃんのおもちゃ取っちゃいけませんよとか大きい声出せとかここは幼稚園なのか?)

とても嫌気がした。

その日急な現金の支払いが発生した。支払が発生し現金が必要になったので経理の社員に現金を貰いに行った。

すると牟田口が血相を変えて飛んでくる。

牟田口:それは大月さんの仕事でしょ!!大月さんに頼んで下さい。

たかだか1,000円満たない支払の仕事の所在なんてどうでも良くないかね?というか大月も現金払いって知ってるし見えてるんだから自分から言いに来いよ。そんなちっさなプライドを守るため全力を出している牟田口の配慮にダメ押しで更に吐き気がした。

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