例えば、
事務能力・コミュニケーション力・知力・人間性・営業能力が
①60.90.80.60.70
②70.80.85.80.75
③80.80.80.80.80
④100.100.100.100.100
⑤100.100.100.30.30
⑥30.150.150.30.150
⑦30.55.60.30.42
いたとする。
その場合、自分の会社で採用する場合どの人物を採用するだろうか?
※ベンチャー企業やスポーツ・サークルのような集団でなく、一般的な会社と考えて下さい。
①~③ 採用したい
④ 今いる人達との兼ね合いもあり検討する必要もあるが来て欲しい(出来過ぎた杭になる可能性がある)
⑤⑥ 弱点はあるが、ある分野で突出したものを持っており職種や環境によっては生きる場所がある。常人では出せない結果を出せるので諸刃の剣になるが会社を大きく伸ばす可能性がある。
⑤と⑥は、①~④の人物に出すことが出来ない結果を出すことが出来るというメリットがあるが、クセがあるので採用して使う側にもかなりの器量が求められる。
そして⑦の人物。
これは最も採用したくない人物であり採用しない方が良い人物である。
替えがきく、結果を出せない、他人の足を引っ張るといった特徴を持つ。
①~④の人物であれば普通以上の結果を望める上に、(特に人間関係の)問題が起きにくい。
⑤⑥の人物から突出した能力を抜いた人物が⑦である。つまりマイナスだけ発生する。
普通より悪い結果をもたらし、問題が起きる可能性をはらむ。
⑤⑥ぐらいまで突出した能力があり常人では出せない結果を出せるのであれば、人間的に問題があっても周りから認められる可能性があり⑦の人物より問題が起きない。
つまり⑦は悪いとこ取りである。
そして⑦の人物の一番の問題は、(能力の低い人は反省をしないので自己評価が高くなり)他人の足を引っ張ることにある。
なぜ無駄に自己評価が高い人間になってしまうのか?
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この足を引っ張る行為は組織が腐る原因となるのだ。
J社のように事務職で⑦のような人物を採用し役付け者として昇進させていることは組織を内側から腐らせ、
F社のように社長が⑦の人物であればボトムダウンで組織を腐らせる。
同じ能力の人間は存在しないので、
①~⑥の人物の長所短所を見極め適材適所で配置していかなければならない。その際にこれはその人の個性だとはき違えるのでなく、能力に対して最低ラインを設定し、それに達しないor(マイナスを補って)結果におつりが来ない場合は、許容すべきでない。
不幸にして⑦の人物が配置する側であった場合その組織の未来は暗いものとなる。